泥棒夜道
 そんなに空き巣が増えているのか、はたまた流行なのかはわかりませんが、夜道を歩いていると、やたらとセンサー付の防犯ライトに照らされます。余所様の敷地内なら、いくら泥棒扱いされようが文句は言いません。でも、道の真ん中を歩いているだけで泥棒扱いするようなバカセンサーと、それを自慢気に備えた自意識過剰な家には困ってしまいます。「知らない人は悪人と思え」と言うことでしょうか。まったくもって嫌な世の中です。
 
 しかし、百歩譲ってそこまでならまだ許します。許せないのはその後、その後の放ったらかし具合。心ならずも泥棒扱いされたのだから、いっそのこと「てめぇ、怪しい真似しやがると、ただじゃおかねぇぞ!」くらいの勢いでサイレンでも鳴って、番犬の2、3匹と5番アイアンくらいを振りかざしたお父さんが跳び出して来てくれれば「こんな家、取るもんあるかぁ!アホォ!」などと罵りながら走って逃げたりができるのですが、「ねぇ、お父さん、ほらっ、あれ泥棒じゃな〜い?」くらいの、ほんのりした灯りにポワッと照らされるままでは、もう、どうして良いのかわからなくなるのです。
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by ajicoba | 2006-03-07 01:56 | エッセイ
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アジコバの考える毎日
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