スポーツマンになる朝ぼらけ 第三話
 侵略は止まることを知らない。いつもどおり近所のコンビニに缶コーヒーとパンとタバコを買いに向かった。例のスポーツマンの家の前を通る。何げなくベランダを見上げると…ジャージである。ジャージが干してある。ナイキなどではない。『CAMPION』…奴は本気だ。ジャージはいけない。スポーツマンを象徴するアイテム。侵略によりパブロフの犬化させられた僕に成す術は無い。その結果「ちょっとコンビニまでタバコを買いに…」の道中で、あろうことか「ちょっとコンビニまで走ってみようか」などと馬鹿な考えを起こしてしまうことになる。高校卒業以来、まともな運動などしていない身体、頭が「走れ」と命じたところで走れるわけがない。走り方を忘れた身体、息があがる。「…このままではいけない」。
【自省】侵略が最終段階に達した瞬間だった。
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by ajicoba | 2005-12-12 20:08 | エッセイ
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アジコバの考える毎日
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