リップのエル
f0018077_2305215.jpg 玄関先で誰かが大きな声で話している。どうも中年男性が携帯電話で話をしている様子。何処かの電話番号を相手に伝えたいらしく、躍起になっている。「ゼロ、ナナ、ニィの…、違う違うニィ、ニィ〜! 違うニィや、イチニィのニィ、イチの次、そう、せやからワンツーのツー、そう、そのツーや、そのツー、ゼロ、ナナ、ツーの…」。「ニィ」がいつの間にか「ツー」でも構わなくなったのは置いておいて、電話の相手は一体何と「ニィ」を聴き間違えていたのか?数字で聴き間違えそうなのは「イチ」と「ハチ」くらいのものだろうに。そのほうが気になって仕方がない。まぁ、ようやく伝わって一安心。

 数字ではあまり経験がないけれど、メールアドレスなどのアルファベットを電話の相手に伝えるときには、確かに困ったりします。「B」と「D」だったり「D」と「T」だったり、他のアルファベットも電話では、なかなか伝わりにくいもの。そこで「エルはリップのエル♪」みたいに「○○のエー」だとか「○○のビー」だとか言うのだけれど、この「○○」に入れる英単語が困りもの。咄嗟に出てこなくちゃいけなくて、しかもセンスが問われる大問題なのです。「リップのエル」なんて言ったら、言った自分どころか、言われた相手まで顔が赤くなりそうだし、「ラブのエル」ってのもキザっぽくって何だかなぁ。「ラブリーのエル」なんて言う男と仕事したくないし、だからって「ロングのエル」とか「リトルのエル」じゃ伝わりづらいし、「ラビットのエル」って、それ「アール」じゃねぇかって話だし、「ルイス・ハミルトンのエル」なんてF1好きにしか分かりません。

 聴き取り易くって、短くて、みんなが知っている。しかも綴りが正確。そして言った後に赤面しない。今のうちに自分のメールアドレスの伝え方くらいは考えておいたほうが良さそうです。咄嗟に出てくる英単語って、結構恥ずかしいから。特に男性、咄嗟に出てくる「○○のエス」なんて大抵がアレですから…。
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by ajicoba | 2008-06-20 06:16 | エッセイ
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