カテゴリ:食コト( 4 )
春の訪れ
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 京都から明石に引越して来て約一年半。ちょうど去年の今頃だったか、ご近所さんから醤油と砂糖の甘辛い煮物の匂いがやたらと漂ってくる。そう『カレイの煮付け』のあの匂い。それにしても、ご近所さんの献立が何処も彼処も『カレイの煮付け』ってことはないだろうと、よくよく考えてみると、それは『イカナゴの釘煮』を煮る匂いだとわかった。

 イカナゴを醤油とザラメ砂糖、水飴などで甘辛く佃煮にした『イカナゴの釘煮』は、兵庫県の播磨・明石、神戸・垂水、淡路島北部を中心とする地方の郷土料理。「神戸の西のほうの人は各家庭で釘煮を作る」ってことは知っていたし、食べさせてもらったこともあったけれど、自分が住むことなったこの街が、その最も盛んな地域だとは知らなかった。

 スーパーの鮮魚売り場にはイカナゴのパックが山積みになり、釘煮用の調味料もまた山積み。各家庭ごとに自慢のレシピがあるようで、醤油とザラメ砂糖の配分以外にも、生姜、山椒、鷹の爪、柑橘類を加えるなど、工夫に余念がない。その味を他地方の親類や知人に配ったり、発送したりと、この時期この街の奥様方は『イカナゴの釘煮』に躍起である。

 ちなみに、京都でよく食される『ちりめん山椒』のシラスは、カタクチイワシなどイワシ類の稚魚を指す。イカナゴもてっきり何かの稚魚の俗名だと思っていたら、イカナゴはイカナゴの稚魚でした。

 スーパーや市場にイカナゴが並び始め、釘煮を煮る甘辛い匂いが街に漂い出すと、この街の人たちは春を感じるとのこと。桜よりもひと足早い『春の訪れ』である。とは言え、僕は未だこの『春の訪れ』には馴染めていないのが正直なところだ。あと何年かすれば、釘煮の匂いで春を感じるられようになるだろうか? 思えば、桜が咲くよりもひと足早く『春の訪れ』を感じられるなんて、ひとつ多く得をしたような、ちょっと贅沢で素敵なことかも知れない。ご近所を歩きながら、鼻を上に向けクンクンとしてみる。釘煮の匂い。春はもうそこまで来ている。

 地震で被災された方々の元にも、少しでも早く春が訪れ、少しでも心が癒されますように。
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by ajicoba | 2011-03-24 17:21 | 食コト
夏はコレ
f0018077_4322354.jpg キュウリの韓国風サラダ丼。作り方は超簡単。まず、キュウリ2本をスリコギ等の棒で叩いて砕きます。砕いたキュウリを更に小さく千切って、ジッパー付きのビニール袋に入れる。上から、ゴマ油を大さじ2杯、コチュジャンを大さじ1.5〜2杯、塩昆布を一掴み入れて、あとはジッパーを閉めてグチャグチャグチャって混ぜるだけ。ゴハンに載せて出来上がり。洗い物も少なくて済みますよ。ポイントはキュウリは棒で砕くこと。包丁で切るより、表面積が増えて味が絡みやすくなります。それと、食べる直前に作ること。時間が経つと、キュウリから水が出て美味しくなくなるし、食感も悪くなっちゃいます。せっかくだからシャキシャキのうちに。

 毎日暑くて食欲がないので、最近はコレばっかり。この時期のキュウリはホントに美味しいですね。僕はお酒が呑めないので判りませんが、友達はビールのアテに最高だとも申しておりました。お試しあれ。
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by ajicoba | 2008-08-11 04:33 | 食コト
ぜいたく
f0018077_225780.jpg 自家菜園をされているダイビング仲間の方から、朝穫れの獅子唐をいただいたので、焼き浸しにしてみました。獅子唐は、まず串に刺して穴を開けてから、胡麻油で軽く焦げ目が付くまで炒めて、タッパーに移す。上から、そうめんつゆを獅子唐が浸るくらいドバァっとかけて、2時間ほど冷蔵庫に。器に盛ったらカツオ節をかけて、ハイッ、出来上がり。簡単、簡単。お好みで生姜醤油を少しかけても美味しいですよ。獅子唐にキュウリ、トマト、ニラ、玉葱、茄子、ニンニクなど、いつもたくさんの野菜をいただきます。自家菜園で朝に穫れた野菜を食べられるなんて、ぜいたくですよね。いつか自家菜園したいなぁ。
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by ajicoba | 2008-07-29 02:07 | 食コト
お年頃
 最近、独り身ってことにまかせて、パスタやカレーなど一品物の料理ばっかり作って食べていたので、久しぶりに思いっきり一汁三菜、家庭の味にしてみました。大根・しめじ・玉葱の味噌汁、ほうれん草の胡麻和え、出汁巻き卵になめたけ、サワラの西京焼き。こんなのが、とっても幸せなお年頃。地球に…、いや、日本に生まれて良かった〜ぁ。
「焼肉よりもお寿司」「大トロよりヒラメが旨いねぇ」なんて言ってみたいお年頃なんですぅ。
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 写真を撮って、食べ終わってから気がつきました。配膳がバラバラ。お恥ずかしい…。ご飯は左手前、汁物は右手前、主菜が右奥で副菜は左奥、副々菜は真ん中に。そんなのも、ちゃんとできなきゃいけないお年頃。
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by ajicoba | 2008-07-09 01:55 | 食コト



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by ajicoba
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