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透明も色々
 夏、世の女性方はすっかり薄着ですね。おかげで毎日の通勤が俄然前向きになるのですから、随分おめでたい性分で出来ているようです。とは言え、やれ『見せパン』だの『見せブラ』だの、些か理解に苦しむようになってきたのは、やはり歳のせいでしょうか? すっかり目も慣れて何気なく居るようでも、ふとしたときに思うのです「…パンツだ」と。

 中学生の頃は『好きな女の子のパンツが見えた』って話題で一学期間は盛り上がれたものです。修学旅行の夜の話題も『シャツのボタンの間からブラが見えた』そんなのが絶好調でした。パンツやブラってのはそういうモノでした。『見せパン』に『見せブラ』「まぁ、何ともありがたい世の中だ」と思う向きもありますが、せっかくパンツを見たってのに全く喜べず、どうして良いか判らないなんて、何だか味気ない気もします。

 どうして良いか判らないと言えば、もう随分と前から見掛けますが『透明のブラヒモ』。あれを見る度、どうして良いか判らなくなります。あれは『透明だから目立たない』ってことで、こちらも『見えない』って思い込めば良いのでしょうか? あんなに目立つモノを? あれを『目立たない』『見えない』ってことで片付けようとするのは、あまりに見る人任せで、無理が過ぎる思うのですが…。そんなことなら白いブラヒモに「透明です。見えません。透明です。」って書いてたって大差ないような気がします。しかも『目立たない』ってのが前提なら、要するに『見ないで』ってことなのでしょうし、それはそれで極力見ないように気を遣ったりもする訳で…。目立つのに『目立たない』見せてるのに『見ないで』って…。もう、どうして良いか判りません。気になって気になって仕方ないんです。セロハンテープに見えるんです。
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by ajicoba | 2006-07-25 08:00 | エッセイ
友達って イ・イ・ナ。
 ケータイが…鳴らない。着信も無ければ、メールも来ない。もともと友人、知人が多いほうではない上、このところ日々の忙しさに、数少ない人付き合いをサボっていたツケが、こんなところで廻ってきたのだろうか。

 でもまぁ、もともと野郎同士の付き合いなんてこんなもの。用事があるとき、用事の分だけ連絡を取り合って、思い出したように「生きてるか?」などと問うてみたりする。付かず離れず、それで充分である。…と、女友達の存在など無かったことにして強がってみても、家に丸一日置き忘れたケータイが、暗い部屋の中でピコピコ光っていないのには、さすがにグゥとなる。

 携帯していようが、家に置いていようが、鳴らないものは鳴らない。携帯していても電話が鳴らないのだから、一体何を携帯しているのか判ったもんじゃない。なまじっか『電話』なんて言ってしまうから、余計な期待をしてしまうわけで、いっそのこと『非常用遠距離会話器』とか何とか名前を付けてくれたほうが、よっぽど気持ちの収まりが良いし、『頼れるアイテム』って感じがして好きだ。
 
 そもそも『ケータイ』ってどうだろうか?『携帯灰皿』だって『携帯ヒゲ剃り』だって、随分前から『携帯』である。それを自分だけが『携帯です』みたいな面をして。もはや『電話』ですらなく『ケータイ』って物になっているのも、全く気にくわない。携帯できるから『ケータイ』だったら、『携帯トイレ』だって『携帯ロケットランチャー』だって立派な『ケータイ』だ。うっかり街なかで「ケータイ貸して」なんて言えやしない。
 
 あまりにケータイが鳴らないときは『117』をダイヤルしてみる。唯一の希望『利用停止』の確認だ。「117」「プップップッ・・・」「ゴゴ、ハチジ、ニジュウ、キュウフン、ヨンジュウビョウ、ヲ、オシラセシマス」。アナウンスのお姉さんは、毎度いちいち元気が良く「ごめん、ごめん、うっかり入金忘れてて…」なんて、誰へともなく言い訳を考えていたのが虚しい。ごまかして「お〜、もうそんな時間か〜」などと、ひとり呟いてみたところで、時間が知りたいのなら、最初からケータイを見れば良いわけで…。

 発信履歴を見る。『117』『117』『117』…
 
 『リカちゃん電話』って何番だったっけな?
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by ajicoba | 2006-07-05 06:15 | エッセイ



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