いつも素潜りを楽しんでいる福井県若狭湾、三方の海。黒崎半島と常神半島の間にあるこの地域には、国定の海中公園に指定されている場所もあるくらいで、豊かな海が広がっています。何が素敵って、ここの海は四季によって様々な表情を見せてくれます。年に一度程度行くのなら、沖縄や海外リゾートの海が良いけれど、春から秋(冬はさすがに無理)にかけて足しげく通うには最適で、本当に楽しい海なんです。毎週のように潜っていても、毎回違った表情を見せてくれます。まぁ、ときには味噌汁みたいな赤潮を掻き分けたり、サーフィンをしたほうが良いような波になったり、クラゲまみれになったりするので、間違ってもネイルアートに凝っているようなお姉ちゃんを「海に行こうぜぃ」なんて誘って行けるような海ではありませんが…。でも本当の意味で豊かな海ってのは、そういうことなんですよね。
そうやって、いつも楽しませてもらっている海への恩返しをしよう、って言うほどのことではないですが、海中公園に隣接する福井県海浜自然センターさん主催の『海中公園クリーンアップ』に参加してきました。スノーケリングで海中に落ちているゴミを拾おうというこの企画。事前のブリーフィングでは、海に捨てられたゴミが海洋生物に与える影響や、三方の海の特徴や生き物について教えていただき、クリーンアップ手順の説明を受けたり、安全対策の確認をしたあと、いざ海へ。いつもは魚やウミウシなどの生き物に目を凝らし、海中の地形や海底から見上げた水面など、海のキレイな表情ばかりを見つけようとしていたけれど、今回はゴミ探し。いざゴミに目を向けてみると、あえて探し回るまでもないくらいあるもんです。普段、ちゃんと見ていなかった、見ようとしていなかったことを反省。空缶、ペットボトルにビン、発砲スチロール、置き去りにされた釣り具や漁の仕掛けに、何やら判らない容器、そして、これまた何やらわからない建材など。午前午後合わせて2時間ほどの作業で、大量のゴミが集まってしまいました。 風や海流の具合によっては、浜辺を埋め尽すほどのゴミが打ち上げられるそうです。「流れ着く大量のゴミは、誰か一人の人間が一度に捨てたものではなく、たくさんの人が少しずつ、ひとつずつ捨てたもの。だから、たくさんの人が少しずつ、ひとつずつゴミを拾えば、海はキレイになる。そう信じています」職員の方のその言葉がとても印象的でした。 いま世界中に広がっている環境問題ですが、その原因や解決策も「少しずつ、ひとつずつ」本質は同じことなのかも知れないですね。 福井県海浜自然センター http://www.fcnc.jp/
by ajicoba
| 2008-06-30 19:05
| 日記
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