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観察ケース
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 シュノーケリングのときに小さな生き物をじっくり観察したくて、採集観察用のケースが欲しかったんだけど、市販されている観察ケースは釣り上げた魚などを陸上で観察するためのモノなので、そもそもが陸上用の規格。海中に持って入るにはちょっと大きすぎて取り回しが悪そうだし、それに結構なお値段がします。ホームセンターなんかで代用ができるモノはないかと探してみても、なかなか丁度良いモノがない。てことで、アクリル板で自作してみました。アクリル板は可塑性が高い素材なので、切断と研削は簡単なんだけど、接着にはちょっとしたコツと慣れが要りますね。サイズも加工方法も、まだまだ改良の余地ありです。でもこれで、シュノーケリング教室の子供達に、ヤドカリのヒゲとかウミウシの裏側を見せてあげられるかな。
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by ajicoba | 2011-08-19 20:03 | モノコト
歴史
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 カンボジア・シェムリアップ、アンコール遺跡、過去の人達が残してくれた大きな遺産。この街の人々の多くは、その遺産のおかげで日々の糧を得ている。悲しい歴史、残酷な歴史もあったけれど、そこからしか繋がらない今がある。歴史があるから生きていける。日本だって同じ。先人が残してくれた遺産。伝統、文化、産業、技術。やっぱり歴史に生かされている。暗い時代を生きぬ抜いて、あらゆるものを残してくれた人達に感謝。
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by ajicoba | 2011-08-15 18:54 | エッセイ
言葉の壁
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 海外の航空会社の飛行機に乗ったとき、外国人のCAさんに「Would you like something to drink?」って聞かれると、大抵のときは「Coffee please.」って答えます。本当はコーヒーじゃなくて『アップルジュース』や『オレンジジュース』が飲みたい気持ちだってあるんだけど、決して頼むことはありません。だって『アッポォ~ル』や『オォ~レンジ』って言うのは、何だか妙にバカっぽくて、ものすごく恥ずかしいんだもの。隣の席に日本人が座っているときなんて特にダメです。何でもないような顔をしながらも、絶対に心の中で「こいつアッポォ~ルって言っちゃたよ」って思っているに違いありません。まして、その渾身の「アッポォ~ル」に「sorry?」なんて言われてしまった場合には、もう大惨事です。二度目の「アッポォ~ル」を繰り出す勇気なんて身体のどこにも残っていませんし、かと言ってそこで「Coffee please.」に切り替えても「こいつアッポォ~ルが通じないから、コーヒーにしちゃったよ」って思われてしまいます。ともすれば、その後の『Beef』『Chicken』『Fish』の発音にも悪い影響が出てくるし、どれだけ機内が寒くても、ブランケット無しで過ごすハメになりそうです。だから、いつも最初から無難にコーヒーを頼むようにしています。

 『Coffee』と『コーヒー』は結構かけ離れた発音なので、あまり抵抗がないのですが、英会話の例でよくある『バァナァナァ~』よろしく、日本語として親しまれた英単語、いわゆる日本語英語を発音するのって、どうしてこんなに恥ずかしいんでしょう? バイリンガルのタレントさんが日本語での会話中に、突然「マイコォ・ジャクスゥン」って言うのを聞いたときに、何だか妙にバカっぽくてインチキ臭い感じになるのと似ています。元来それがネイティブの正しい発音なのに、発音が良くなればなるほど、バカっぽくなって、しかもインチキ臭くなるなんて、日本語英語とは何とも恐ろしいものですね。英語を話すのには『リスニング』や『発音』『語彙力』ってのが、もちろん必要なんだけど、この日本語英語のバカっぽさ&インチキ臭さという壁を越える『勇気』も大いに必要だと思うのです。

 あるとき、機内でデザートにゼリーが配られた。隣の席に座っていた日本人のオジサンは、ちょうどそのとき眠っていたのでゼリーが配られなかったのだが、急に目を覚ますと、他の乗客がゼリーを食べているのに気付いた様子。慌ててCAさんを呼んで、「ジェリー、ジェリー、オォ~レンジジェリー」と言い出した。そんなことでCAさんを呼びつける勇気もすごいなと思ったけれど、『オォ~レンジジェリー』って躊躇なく言える勇気はもっとすごいと思った。ちなみに、僕たち他の乗客が食べていたのは『マンゴーゼリー』でした。
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by ajicoba | 2011-08-12 19:15 | エッセイ
フィルムカメラと想像力
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 旅行に久しぶりにフィルムカメラを持って行こうと思って、CONTAX T2を引っ張り出してきました。カメラの詳細やスペックは詳しい人に任せるとして、今となっては、フィルムカメラのこの違和感って何だろう? もうすっかりデジタルカメラに慣れてしまって、その場で撮れた画の確認ができないのってこんなにも不安だったのかと…。でも本来、写真を撮るとはそういうことだったんですよね。

 一緒に仕事をしていたカメラマンさんが言っていました。良い写真を撮る秘訣は「撮れろ!」と念じてシャッターを切ることだと。笑い話に聞こえるかも知れませんが、これって一番大事なことなんです。カメラマンさんは写真を撮る前に、どんな写真を撮りたいかを想像して頭の中で完成させてから、その画を撮るために必要なレンズや機材を選び、セッティングして、シャッターを切ります。つまり最初に撮りたい画『欲しい画』が頭にあるから「撮れろ!」って言葉が出てくるんですよね。カメラはあくまでも、頭の中の画を撮るための道具。デジカメになったからって、欲しい画の想像もなく「良い画が撮れないかな~?」と何十枚、何百枚と考えなくシャッターを切っているようでは順番が逆。カメラが撮ってくれた画を見て喜んでいるだけで、そこには想像力も何もない。『欲しい画』という答えがないんだから、いつまでたっても完成もない。どんなにカメラの性能が良くなっても、それではカメラに使われているのと同じこと。『撮ってみないとわからない』『見てみないとわからない』では話しにならないと。

 このことって、カメラマンさんだけじゃなく、モノを創る人間にとっては根幹に関わる大切なこと。いまやコンピューター技術の発達で、あらゆる分野のことが自由に手軽に事前可視化できるようになっています。デジタルカメラをはじめ、僕が生業としているデザインのDTPなんてのも、その最も代表的なもののひとつ。建築にしても音楽にしても。最近では実写映画の撮影でも、事前にCGを使ってカメラアングルやカット割りを確認する方法もあるとか。今後も増々いろんな方面に普及していくことでしょう。でも、どれだけ技術が進んでも『やってみないとわからない』『見てみないとわからない』ではやっぱり話しになりません。技術はあくまでも、想像をより忠実に具現化したり、事前に他者と正確に共有するための道具であって、技術が人間の想像力を超えることはない。人間が完成を想像しない限り、機械は答えを出してはくれないんですよね。

 部屋に花を飾ろうと思ったら、まずはどんな花が良いかを想像しないと。答えもなく花屋を探し回ったって、気に入る花なんて見つかりません。それと同じこと。何をするにも『やってみないとわからない』『見てみないとわからない』なんて言われたら、ジョン・レノンだって天国で泣いちゃうだろうさ。

 ではでは、明日から1週間、カンボジアに行ってきますが、やっぱり不安なのでデジカメも持って行きます…。
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by ajicoba | 2011-08-02 09:17 | エッセイ



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